石綿などの鉱物性の粉塵や、放射性物質、特定化学物質など、工場やさまざまな作業現場で、人の体に有害となる物質はたくさんあります。
それらの測定をし、より良い作業環境を保つ技術者が作業環境測定士。
簡易測定機器を使用したサンプリングや分析・解析をし、職場環境を維持する大切な役割を担います。
作業環境測定士のデザイン・サンプリング、分析のすべてを行える第1種作業環境測定士と、デザイン・サンプリングと簡易測定器による分析業務だけができる第2種作業環境測定士があります。
このページでわかる情報
受験資格と試験内容
①大學または高等専門学校の理科系課程の卒業者で、労働衛生の実務経験1年以上。
理科系以外は、実務経験3年以上。
②高校の理科系課程の卒業者で、実務経験3年以上。理科系以外は実務5年以上。
③実務経験8年以上 ほか
【第2種】学科
①労働衛生一般 ②労働衛生関係法令 ③デザイン・サンプリング ④分析に関する概論
【第1種】学科
第2種と同じ4科目のほか、次の5科目のうちから選択。
①有機溶剤 ②鉱物性粉じん ③特定化学物質等 ④金属類 ⑤放射性物質
第1種受験で、選択科目が不合格となり、共通科目の実合格した場合は第2種合格者とみなされる。
第1種・第2種とも、試験合格者は登録講習期間の行う講習を修了しなければ作業環境測定士になれない
試験期日:【第2種】8月下旬 2月中旬 【第1種】8月下旬
作業環境測定士に向くのはこんな人
・物事を順序よく筋道を立てて考えるを得意としている。
・一つのことを夢中になってやれる人。
・基本的にうそやごまかしはできない正直な人。
・一度決めたことをやりとげる意思の強い人。
・何をするときでも、手順や方法を考えてキチンと計画が立てられる。
作業環境測定士が働く場所
工場・その他行政機関
(財)安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9F
☎03(5275)1088
http://www.exam.or.jp/
作業環境測定士の資格がとれる専門学校、短大、大学の資料請求(無料)を用意しています。